ピアノのスケール練習(Cメジャー)

ピアノ独学メモ

ピアノのスケールの運指の覚え方(Cメジャーの場合)

Cメジャースケールの運指の練習をしようと思う。
使う鍵盤はすべて白鍵のみで、スタートの音ははC(ド)からになる。
問題の運指は、左右が違う指づかいとなるので、難しい。

同じタイミングで左右のどの指を使っているのかを
パターンとして認識すれば弾けるようになるかも知れないと思い、
以下のように整理してみた。

指番号の確認

<3オクターブ分>
ドレミファソラシ ド レミファソラシ ド レミファソラシド

<左手の指使い>
5432132 1 432132 1 4321321

<右手の指使い>
1231234 1 231234 1 2312345

<指番号>
1:親指
2:人差し指
3:中指
4:薬指
5:小指

運指については頭で整理しながらまとめてみると、次のようになる。

運指の考え方1

・スタートのド音(ルート)は、左手が5指、右手は1指からスタート。
・レ音(2nd)は流れのまま左手は4指、右手は2指。
・ミ音(3rd)は、流れのまま左右が一致して同じ3指。
・ファ音(4th)は、流れのまま左手は2指、ところが右手は指くぐりで1指で弾く。
・ソ音(5th)は、流れのまま左手は1指、右手は2指。
※つまりファ音(4th)とソ音(5th)を弾く時、
右手は1指→2指、左手は2指→1指というように、
左右で入れ違いの指づかいになっている。
・ラ音(6th)は、今度は左手は指またぎにより3指、
・右手は流れのまま3指で、左右が一致して同じ3指。
・シ音(7th)は、流れのまま左手は2指、右手は4指。
・次のド音(ルート)は、左手は流れのまま1指、右手は4指からの指くぐりで1指、
つまり、左右一致して同じ1指。
※ここは、次のオクターブのスタート地点でもある。

意識するポイント

意識するポイントとしては、
1. スタートのド音(ルート)左手小指、右手親指でルートからスタート
2. ミ音(3rd)で同じ中指同士
3. ファ音(4th)とソ音(5th)は右手は指くぐりで1指2指、左手は流れで2指1指(1指と2指が左右で交互)
4. ラ音(6th)は左右で同じ3指同士
5. 次のオクターブのスタートのド音(ルート)は、右手指くぐりを使い、左右とも同じ1指同士
6.次のオクターブへ

しかし、頭で追ってみても指はスムーズにはついてきてくれない。
どうすればスケールが覚えられて、スムーズ弾けるようになるのか。

スケール練習における運指の練習の目的

そもそもスケール練習における運指練習の目的はなんなのだろうか。
ChatGTPに聞いてみたら、こんな内容の答えが返ってきた。

・スケールの運指の練習の目的や効果は、実際の曲を弾く時にスムーズで効率的な指使いができるようになるため。
・手のポジションを保つことや左右の独立性と連携の強化につながり、高度な演奏技術に役立つ。
・練習方法としては、まず片方の手だけで手のポジションを保ちながらスムーズに弾けるようにし、後から左右の動きを同調させるようにゆっくりとしたテンポからスタートして練習する。
・右手を弾きながら左手の指使い(左手を弾きながら右手の指使い)をイメージしたり、
両手で同時に弾いている時、片手ずつの動きを脳内で別々に処理する意識を持つことが効果的。

つまり、手や指の最適なポジションのパターンを覚えることや、左右の手が独立して自然に動くようになることを目指しているものだということらしい。

そこでさっそく片方づつの練習をやって、もう片方の指のイメージを思い描きながら弾いてみると、
確かに脳内で別々に処理する意識が若干発生した気がした・・・気のせいかも知れないが。

と、ここで、新たな運指の考え方が見えてきたのでメモしておく。

<運指の考え方2>

1.最初のドは、例外として考える。(左5指・右1指)
2.レ~シの6音をパターン化して考える。(※左右の234指メインに利用するのでこの場では便宜上「3本指奏法」(※)と呼ぶことにする)
3.オクターブが続く場合、境目となるドも例外として考える。(左1指・右1指)
4.最後のドは、例外として考える。(左1指・右5指)

※3本指奏法
1.主に使う指は左右とも234の指。
2.3本指で3つの音を弾く時、前半の2音と後半の2音に分けて考える。
2.前半と後半の間にジョイント部分として2音を追加して合計6音で考える。
3.ジョイント部分は指くぐりや指またぎを行い、1指と2指を使う部分。
4.前半の2音(レミ)を、左手43、右手23で弾き、そのあと進行方向側の手(右手)で指くぐりの準備を行う。
5.ジョイントの2音(ファソ)を、左手21、右手12を流れにそって弾く。
6.後半の2音(ラシ)は、進行方向と反対側の手(左手)で指またぎをする事で、左手32、右手34で弾く。

つまり、順を追ってイメージすると、

ド :最初の音なので特殊な指使い(左5指・右1指)
レ :3本指奏法の前半      (左4指・右2指)
ミ :3本指奏法の前半      (左3指・右3指)
ファ:3本指奏法のジョイント部分 (左2指・右1指)
ソ :3本指奏法のジョイント部分 (左1指・右2指)
ラ :3本指奏法の後半      (左3指・右3指)
シ :3本指奏法の後半      (左2指・右4指)

ド :オクターブ境目       (左1指・右1指)

レ :3本指奏法の前半      (左4指・右2指)
ミ :3本指奏法の前半      (左3指・右3指)
ファ:3本指奏法のジョイント部分 (左2指・右1指)
ソ :3本指奏法のジョイント部分 (左1指・右2指)
ラ :3本指奏法の後半      (左3指・右3指)
シ :3本指奏法の後半      (左2指・右4指)

ド :オクターブ境目       (左1指・右1指)

(※オクターブが続く場合、レ~ドをくりかえし)

ド :最後の音なので特殊な指使い (左1指・右5指)

要するに、手の中央の3本の指と、指くぐりによる親指・人差し指だけをループさせることで何オクターブでもスケールが両手で弾けてしまうのだ。
最初のドと最後のドだけは親指と小指の組み合わせになる。
かなりパターン化できた。
これであれば、頭で考えながらでも3オクターブのスケールがスムーズに弾けるようになった。

ただ、最終的に無意識に弾けるようになるには、脳内で左右を別々に弾いているイメージをキャッチできるようなイメージ練習も並行して行わなければならないのだろう。

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